ヴィッテル、エビアンの味はどうだ?
ヴィッテルとエビアン・・・これ、コンビニやスーパーでよく見かけます。ヨーロッパ産のミネラルウォーターっていうと、
コントレックス(超硬水)PH 7.4 硬度1468
ヴィッテル(中硬水)pH 7.3 硬度309
エビアン(中硬水)PH7.2 硬度304
ボルビック(軟水)PH7.0 硬度60
の4つですね。
ボルビックは、軟水とあまり変わらないフランス産の水。コントレックスは超硬水でその特色は際立ちすぎている。(コントレックスのレビューはこちら)
で、その間のヴィッテルとエヴィアンの2つは、水の性質がとても似ていて、使っていてもほとんど差が無いので、まとめてレビューしようと思う。
エビアン PH7.2 硬度304
<100mLあたりのミネラル成分>
ナトリウム0.7 カルシウム8.0 マグネシウム2.6
Vittel/ヴィッテル
pH 7.3 硬度309
<100mLあたりのミネラル成分>
ナトリウム0.77 カルシウム9.4 マグネシウム2.0 カリウム0.5
どちらも、硬度、pH、成分ともにとても似通っているので、以下、どちらについても同様のことが言えると思って欲しいのだ。
エヴィアン、ヴィッテルの水そのものの味
まず1口飲んでみると、明らかに、他の水との違いを感じる。コントレックスほどではないのだが、金属っぽい味がする。硬水は味が硬くて飲みづらいって聞くものの、隊長にとっては、硬水は不味い・・・とした言いようが無い。水だけで飲んでいるのは正直厳しいのだ。
エヴィアン、ヴィッテルでコーヒーを入れると・・・
エヴィアンやヴィッテルでコーヒーを入れると、インスタントの場合と、挽豆から入れるのとでは結果が変わってくる。まず、インスタントコーヒーを入れた場合なのだが、これはあまりよろしくない。コーヒーの苦味が前面に出てしまって、あまり美味しくないのだ。苦いコーヒーも美味しいのはわかるのだが、この場合の苦さは違う。隊長の奥さんは苦いコーヒーが好きなのだが、それでも、「この苦さは嫌だな」って言っていたのだ。
次に挽豆を買って来て、ドリップコーヒーを入れてみた。これは美味かった。口の中に、コーヒーの香ばしさが広がって、鼻から抜けていく感じ。ものすごく濃厚に出るのだが、本当に美味かった。
エヴィアン、ヴィッテルで紅茶を入れると
コーヒーがうまくいったら、次は紅茶を試してみたいもの。ところが・・・硬水で紅茶を入れてはならないことが、今回よくわかったのだ!
元々、本を読んでみると、紅茶は軟水が美味しく出るっていう話があったので、あまり期待もしていなかったのだが、普通のティーバッグの紅茶をエヴィアン、ヴィッテルで入れてみたところ・・・ちょっと苦い。苦いというか、渋みが強く出てしまう感じだ。でも、問題なのは味の方ではなくて・・・実はティーカップに、思いっきり茶渋がついて取れなくなってしまったのだ!
この後、いくら洗っても茶渋は残り続け、未だについたままになってしまっている。
カップラーメン、インスタントラーメン、パスタを作ってみる
インスタントラーメンって、日本で生まれたもので、日本はほぼ軟水の国。そうなると、インスタントラーメンやカップラーメンも軟水に合わせて作られたもののはずだ。そうなると・・・あまりヴィッテルやエヴィアンは合わないかな・・・なんて予感がしながらも突っ込んでいった。
結論から言うと、あまり美味しくないので、お勧めしない。味がなじまないのだ。塩味が麺になじまないし、口の中で味が広がってくれないって感じだ。これは実はパスタも同じだった。パスタは硬水で茹でた方が美味しいっていうので、頑張ってヴィッテル2Lを3本も買って、パスタを茹でたのだが・・・・これが、大して麺が美味しいわけでもない。むしろ塩分やオリーブオイルの風味が麺になじんでいなくて、あまり美味しくない感じがした。
エヴィアン、ヴィッテルの検証結果は・・・・?
というわけで、エヴィアン・ヴィッテルの検証結果をまとめる。
1)水そのものの味 ・・・ 金属っぽい味がして、あまり美味しくない
2)コーヒー ・・・ インスタントだと渋みが出すぎるがドリップだと香ばしくて苦味が良く出て、とても美味しい。
3)紅茶 ・・・ 渋みが強い上に、ティーカップに茶渋がつくので、お勧めできない。
4)カップラーメン・インスタント麺 ・・・ 麺つゆの味が麺になじまない。
5)パスタ・・・湯で上がりが良いわけでもなく、かえって塩味やオリーブオイルの味がパスタになじまない。