RO膜水と天然水の違いは、逆浸透膜フィルターと非加熱殺菌にあった

ウォーターサーバーの違いで、知っておかないと損をするのは、水の種類の部分。どんな水を頼むのかによって、ウォーターサーバーのある生活が楽しくなるかどうか決まってくるので・・・ここはしっかり考えて欲しい。で、その水の種類を考える時に知っておかないとならない一番の基本が、RO膜水と天然水だ。

RO膜水は、フィルターを使って作る水

何だか、アルファベットを使ってて難しそうな水なのだが(汗)、簡単に言うと「人工的に作られた、メッチャ安全な水」ってことだ。
えっ?水って人工的に作れるの?
って思うかもしれないのだが・・・正確に言うと、ちょっと違う。

アクアトラスト02まず、水道水とか井戸水とか・・・水源は色々あるのだが、その水を「RO膜」とか「ROフィルター」とか「逆浸透膜」っていう特殊なフィルターを使って、不純物を取り除。イメージとしては、小学校の実験でやった「ろ過」や、コーヒーを入れる時にフィルターを使うのと似ている。要は、特殊なフィルターを通して、水をメッチャきれいにするということだ。

ところがこのフィルターが只者ではなくて・・・放射性物質まで取り除いてしまうという代物。このフィルターを通った水は、本当に、何の混じりけも無い水になってしまうのだ。だから、RO膜を通った水は、究極の「安全な水」というわけなのである。


※写真は、CMで話題のアクアトラスト。アクアトラストはアクアクララのウォーターサーバーだが、これで飲める水はRO膜水だ。

アルピナウォーター全景ところが、このままの水って言うのは、正直あまり美味くない。
えっ?水に味なんて無いでしょう?
なんてイケズなこと言わないで欲しいのだ。

水には味がある。隊長はピュアウォーターを飲んで実感したので、よかったら「ハワイウォーターのレビュー」を読んで欲しい。水の中には多くのミネラルが溶けている。ミネラルって、つまり鉱物のことだ。カルシウム、マグネシウム、カリウム、マグネシウム・・・みたいなもので、これ、市販のミネラルウォーターのペットボトルに必ず書いてあるんで、是非読んでみて欲しい。で、このミネラル分の配合比率によって、本当に水の味って変わる。


※写真はアルピナウォーター。ピュアウォーターと言って、純粋な水にきわめて近い。

話を元にもどすが、RO膜と呼ばれる特殊なフィルターを通って「メッチャきれいになった水」にはミネラル分がなくなっているので、美味くもなんとも無い。そこで、この後に、ウォーターサーバーの会社は、人工的にミネラル分を加えるのだ。こうやって人工的に作られた水が、RO膜水というわけなのである。

[colored_box color=”green” corner=”r”]RO膜水が飲める代表的なウォーターサーバー
アクアクララクリクラアルピナウォーター[/colored_box]

天然水は、湧き出ている水を、非加熱で殺菌処理した水

フレシャスで、このRO膜水じゃない方の水が天然水だ。天然水は、その名の通り「自然に湧き出ている水」っていうこと。自然に湧き出ている水の中でも、特に水質が良い場所を選んで、採水業者が採った水を売っている。それで、ミネラルウォーターのペットボトルやウォーターサーバーの水の紹介をしているページをみると「採水地」の記載があるのだ。

ただし、、、日本の場合、衛生上万全を期すために、天然水のまま売るのは禁止されている。必ず、殺菌処理をしないとならないことになっている。水の殺菌処理って言うと、煮沸消毒を想像する人もいるかもしれないが、実際には加熱はしない。天然水を扱っているウォーターサーバーのサイトを見ると必ず書いてあるが「非加熱処理」っていうのをやっているのだ。

※写真はフレシャス。とびっきり美味しい天然水が飲めるので、オススメだ。

[colored_box color=”green” corner=”r”]天然水が飲める代表的なウォーターサーバー
フレシャスうるのんコスモウォーター[/colored_box]

RO膜水と天然水の違いは?

じゃあ、実際、私達が飲むとなった場合、RO膜水と天然水って何が違ってくるのだろうか。

[icon image=”point1-1-g”]安いのはRO膜水
まず、RO膜水の方が安い。ウォーターサーバーのボトル1本あたり、300~700円違ってくる。ひと月あたりのコストは、2人暮らしなら1000円くらい、4人家族なら2,000円くらい変わってくるイメージなのだ。

[icon image=”point1-2-g”]安全なのはRO膜水
天然水は、いくら非加熱殺菌していると言っても、もし、誰も知らないうちに土壌汚染されていたら・・・と考えると万全とは言えない。できるのはあくまでも「殺菌」であって、有害物質を全て排除できるとは限らない。もし、放射性物質などがあっても「殺菌」はできないのだ。そういった意味では、RO膜水の方が、絶対の安全性が考えられるので、安心して飲むことが出来る。

[icon image=”point1-3-g”]水が美味い、料理が美味くなるのは天然水
水そのもの味を楽しむなら、やはり天然水なのだ。やはり人工的なミネラル分の追加では天然水にはかなわない。好みがあるので、全ての天然水が美味いとは限らないが、「この水は美味しい!」って感じられる水に出会えるとしたら、天然水って考えた方が良いのだ。

さらに、料理に使うなら、絶対に天然水が良いのだ。野菜の味、お米の味、出汁の味を存分に引き立ててくれる。これは隊長が日田天領水、金城の華のレビューで書いたので、是非読んでおいて欲しいのだ。

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