ウォーターサーバーの省エネタイプに潜む【3つの落とし穴】
ウォーターサーバーって、色んな会社から出ている。で、最近その中に、ウォーターサーバーの省エネタイプって言うのがあるのだ。まあ、呼び方は色々で、例えばアクアクララなら「アドバンストサーバー」って言うし、うるのんなら「エコサーバー」、コスモウォーターなら「らく楽スタイルsmart」・・・なんていう風に名前がついている。まあ、いずれにしても、サーバーの紹介の横に、「省エネ」とか「電気代~%カット」みたいに書いているのだ。
※左から、アクアクララのアクアトラスト、同アクアアドバンス、フレシャスのサイフォン、コスモウォーターの楽々スタイルsmart、うるのんの省エネサーバー
そもそも省エネサーバーって、どうやって省エネするの?
ここで、省エネサーバーって、どうして省エネできるのか?ってことを知っておかないとならない。省エネサーバーが省エネできるのは、
省エネモード
がついているから。
これだけだとよくわからないので、もうちょっと説明すると、省エネタイプのウォーターサーバーって必ず「省エネモード」みたいなのがついている。これって、
お湯の温度をちょっと低めにしたり、冷水の温度をちょっと高めにしたりすることで、節電するためのものだ。
ということは、「省エネモード」にしなければ、節電できないってことだ。
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ウォーターサーバー、省エネタイプの落とし穴①
省エネサーバーの落とし穴は、まさにこの「省エネモードにしないと節電できない」って部分にある。
省エネモードは手動で設定しないとならないものが多い。中には、タイマー設定で、例えば「夜2時~朝6時までは省エネモード」みたいに設定できるサーバーもあるが、比較的少数のようだ。自分で省エネモードに切り替えをしなかったら、節電など出来ないわけで、この説明がウォーターサーバーの会社からしっかりとされていないケースが結構ある。
※下写真のアクアアドバンスは、特定の時刻を指定して、~時~分から~時~分まで省エネモード・・・という設定ができる。毎日省エネボタンを押さなくても良いので、忘れっぽい人にはお勧めだ!
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ウォーターサーバー、省エネタイプの落とし穴②
省エネモードにすると、お湯はぬるくなるし、水もぬるくなる。で、省エネモードにしていたのをうっかりと忘れると・・・
「あっ、水飲もう!」って思っても、「あっ、コーヒー入れよう!」って思っても、すぐにはウォーターサーバーのお湯がすぐに使えなかったりする。そうすると、省エネモードを解除して、わざわざ、通常の温度になるのを待っているのも面倒だ・・・なんてなって、結局ポットでお湯をわかしたり、冷蔵庫に入っているものを飲んだりしてしまう。隊長は、こんなことを何回も経験しているのだ。
※フレシャスはECOセンサーが付いていて、エコモードにしておくと、部屋が消灯されることで自動的にエコモードになる。ただし、部屋が明るくなってから15分くらいたたないと、お湯の温度はもとに戻らないので注意が必要だ。
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ウォーターサーバーの省エネモード、冬はかえって電気代が上がるかも?
エコモードを上手に使おうとすると、普段は、エコモードにしておいて、お湯を使う時だけ再加熱というのが一番賢い使い方。
「再加熱」って何だ?っていうと、ウォーターサーバーによっては「再加熱」ボタンっていうのがついていて、ボタンを押すと、一時的にお湯の温度を、グワーッって上げることが出来るものがあるのだ。
だから、普段は「省エネモード」にして電気代を節約して、必要な時だけ、再加熱をしてお湯の温度を高くする・・・これで、一見、省エネ対策はバッチリのような気がする。
※下写真は、アクアアドバンスの再加熱ボタン。ボタンを押すと省エネモードから約6分で90℃に達する。
しかし、、実はここに落とし穴があって、「再加熱」があまりにも頻繁だと、かえって電気代がかかってしまうことがあるのだ。特に冬とか・・・何度も再加熱を繰り返してお湯を使っていると、思いのほか、電気代がかかってしまうことがあるというのは、各メーカーさんからも聞いた。
エコモードにすれば、電気代の節約は万全!ってわけでもないようだ。
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